【クリエイターインタビューvol.52】『TAIWANBAG』GOB

【クリエイターインタビューvol.18】「RPBIRTHDAY TO YOU」目前計畫室さん

【クリエイターインタビューvol.18】

3月21日(木)からギャラリーにて目前計畫室のおふたりによる展示「RPBIRTHDAY TO YOU」がはじまりました。目前計畫室は台湾で活動されているデザイナーのPeter HuangさんとイラストレーターのRosy Changさんによるユニットです。

台湾の誕生日をテーマにした今回の展示、台湾の文化や、日本での展示についてお伺いしました!



自己紹介と普段の活動を教えてください。
Rosyさん:私たちは台湾で「目前計畫室」というグループでデザインやイラストを描いたり、イベントに出店して活動をしています。Peterはブランディングデザインや、展示の際のグラフィックデザインを担当しています。私はイラストを担当しています。

どうして今回日本で展示しようと思ったんですか?
Rosyさん:9年前、2010年にワーキングホリデーで来ていました。その時は東京と長野県にいました。東京で日本語学校を卒業して、長野県でコーヒー屋さんのアルバイトをしたんです。その時にはもう日本で展示会をやりたい、と考えていました。
ここ2、3年で日本と台湾の交流イベントや展示会がすごく多いので、なにかできないかなと日本のギャラリースペースを探していた時にここを見つけました。

台湾のレトロ印刷にもよく行くんです。台湾のレトロ印刷でやっていたZINE DAYにも参加しました。

台湾と日本のレトロ印刷ではなにか印象が違いますか?
Peterさん:台湾のレトロ印刷はものが多いね…(笑)
Rosyさん:Peterが友達のコーヒー屋さんのデザインをして、その屋台の屋根につかう布を台湾のワークスペースでシルクスクリーンで印刷したりして、よく利用しています。
今回の展示で販売しているZINEは、台湾のレトロ印刷で印刷したものですが、DMは日本のレトロ印刷でお願いしました。インクの種類が台湾より多くて驚きました。


今回の展示のテーマを教えてください。
Peterさん:タイトルは「RPBIRTHDAY TO YOU」、私たちの名前、RosyのRとPeterのPを「HAPPY」のようにつけました。
Rosyさん:誕生日のとき、みなさんプレゼントをもらうじゃないですか、1歳の時はなにがほしいかなあ、2歳の時はなにがほしいかなあ、というのを考えて描きました。30歳までのプレゼントを私とPeterで半分ずつ考えました。女の子のプレゼントは私が、男の子のプレゼントはPeterが考えました。



台湾の誕生日をお祝いする時に使うキャンドルがちょっとダサいけど、かわいくて、この展示のテーマに決めました。台湾のキャンドルは他の色はありません。すべてこの緑とピンクです。台湾の誕生日といえば昔からこの色なんです!
Peterさん:台湾では30歳から後は「?」のキャンドルを使います。年齢はシークレットになるんです。


台湾で誕生日ケーキにさすキャンドル

Rosyさん:半分は去年展示会をしたときの作品です。「デート」をテーマにイラストを描きました。好きなところや、自分自身がよくいくところを描いています。「d」はデートのdです。屋台料理屋、カフェ...。
Peterさん:デザインをしたコーヒー屋台の絵もあります!


真ん中のイラストがPeterさんがデザインされたコーヒー屋台のイラスト

今後の目標ややりたいことはありますか?
Rosyさん:私たちの名前「目前計畫室」は、目前は今、計畫は計画・プランニングを意味していて、合わせると「今の計画はなに?」という意味になります。私たちの名前の通り、これからのことはノープランです!
Peterさん:「NO PLAN IS GOOD PLAN」だと思っています。
Rosyさん:だから、これからのことはわからないです!
Peterさん:全然わからない!(笑)

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目前計畫室
RPBIRTHDAY TO YOU
3月21日(木)~3月26日(火)

10:00~19:00/レトロ印刷JAM

instaguram:@muzenjihuashi



台湾の文化や生活を感じられる今回の展示、物販には台湾のレトロ印刷で刷られたZINEやPeterさんのハンドメイドによるバッグなど、こちらも盛りだくさんです!
ほっこりかわいいイラストをぜひ見に来てください~!